caffe rosso[第2の国歌]
■■■平日の13時30分からはcaffe rosso■■■■ ottava animatoの後は、30分間のmixプログラム【caffe rosso】 8月8日までは、 [caffe rosso powered by Intel Centrino Processor Technology] 期間中、caffe rossoは「自由」をテーマに選曲。様々な形の「自由」を音楽から感じていただければ、と思っています。 第1週目は、「革命」がサブテーマ。新しい自由を求め社会システムから変えてしまおう!という戦い、革命。rossoで革命的クラシックを30分間、お楽しみください! 今日は、2人のシュトラウスからスタートします。まずは、「ワルツ王」と呼ばれるヨハン・シュトラウス2世(オーストリア:1825~1899)。ワルツと革命なんて、まったく関係なさそうですが、この「美しき青きドナウ」そして彼には少し、関係があると思うのです。 まず、彼のお父さんの話。お父さんはヨハン・シュトラウス。息子と同じ名前でこちらが1世。「ワルツの父」と呼ばれる作曲家です。この父シュトラウス、息子を銀行家にしようと、音楽的教育を行わなかったそうです。もったいない!ところが、音楽的な環境の影響か、やっぱり作曲家になった子シュトラウス。二十歳前に自分の楽団を組みデビュー、ウィーンで一躍話題に。 ウィーンは父シュトラウスの活躍の場でもありました。音楽で争いあった親子。政治的にも考えが対立し、不仲な時期もあったそうです。子シュトラウスは、何を思いながら「ワルツ王」となっていったのでしょうか? そして、「美しき青きドナウ」について。1866年にプロイセンとオーストリアが始めた、普墺戦争。この戦いで、オーストリアは大敗を喫します。敗戦の暗いムードからオーストリアが立ち直る切欠の一つがこの曲だったのです。今では「オーストリア、第二の国歌」と位置づけられている「美しき青きドナウ」。音楽で、国が、国民の気分が変っていく。これってすごいことだと思いませんか!? caffeプログラムはpodcastにも対応していますのでダウンロードが可能です。気に入ったミックスを見つけたらottavaのHPから〝Time Table〟を開き〝iTunesに登録〟。あなたのプレイリストに加えていただければ幸いです。 (★ottavaを聴く。★Caffeをダウンロードする。どちらも無料です。) ________________________ 080724 caffe rosso M1: ワルツ「美しき青きドナウ」OP.314 / J.シュトラウス2世 M2: ラデツキー行進曲 OP.228 / J.シュトラウス1世 M3: 行進曲「威風堂々」OP.39 ~第1番 / エルガー M4: 交響曲第3番 OP.55「英雄」 ~第3楽章 / ベートーヴェン M5: 歌劇「売られた花嫁」 ~道化師の踊り / スメタナ M6: 劇的物語「ファウストの劫罰」OP.24 第2部 ~妖精の踊り / ベルリオーズ M7: 歌劇「魔笛」第2幕 ~(夜の女王のアリア)地獄の復讐がわが心に煮えかかる / モーツァルト _________________________ selected by nakahara
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