caffe azzurro ~没後100年。R=コルサコフ音流
caffe azzurro (土・日 18:30~19:00)
「音の流れを楽しむ」のが音楽。
caffe azzurroでは、
「旋律が織り成す音の流れ」を「音流」と呼び、
心にしみ込む「流れ」そのものの美に注目。
OTTAVAのライブラリーから厳選した
極上の音流が体の芯まで心地よく流れ込みます。
今日、2008年6月21日は、
リムスキー=コルサコフが
亡くなってから、ちょうど100年の命日にあたります。
ということで、今回は
「没後100年。R=コルサコフ音流」を作ってみました。
「ロシア五人組」で国民楽派を引っ張った彼には、
貴族出身の軍人作曲家という一面もあります。
とくに、18歳から19歳の頃、海軍兵学校時代に
世界一周の遠洋航海に出たことは、
傑出した海や自然、異国情緒の描写に
大いにプラスとなったようです。
色彩豊かな作風は、
管弦楽法の大家として、
多くの後輩作曲家たちから尊敬されました。
改めて聴いてみると、
歌心あふれるメロディが豊富で、
たとえ激しい部分でも、
貴族的な、スマートさがあり、
とても心地よい気持ちに包まれる気がします。
では、R=コルサコフばかりノンストップの30分、
どうぞお楽しみ下さい。
まずは、現在最も有名な代表作「くまんばちの飛行」。
歌劇「皇帝サルタンの物語」の間奏曲ですが、
ハイフェッツ編のヴァイオリン版で一躍人気が出て、
今では、トランペット版やヴォーカル版など、
様々なヴァージョンで楽しまれています。
今回は、オリジナルのオケ版でどうぞ。
続いて、「シェエラザード」の
掟破りのバラバラミックス。
順番を入れ替えると、
おなじみのメロディが新たな魅力をもって響きます。
中盤はゆったりとした音の流れ。
「スペイン奇想曲」の変奏曲と、
組曲「パン・ヴォエヴォーダ」から
夜想曲:「月の光」。
これは、古今のノクターンの中でも、
最高に美しい作品といえるかもしれません。
後半は、ダイナミックな「スペイン奇想曲」から
「情景とジプシーの歌」と
「アストゥリアのファンダンゴ」のメドレー。
ラストは再び「くまんばちの飛行」。
これは、ラフマニノフによるピアノ版です!
没後100年のR=コルサコフ、
洗練された品のある、彩り豊かな作品たちが
ひとつの音流となって皆様のお耳に届きます!
週末の夜はcaffe azzurro。ON AIRもダウンロードも無料!
OTTAVAの世界を凝縮した音流をお届けします。
selected by yamada
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