cafe rosso[ゼア・ウィル・ビー・ブラッド]
■■■平日の13時30分からはcaffe rosso■■■■
ottava animatoの後は、30分間のmixプログラム【caffe rosso】
「明るい」「楽しい」「体を動かしたくなる」「どこかで聴いたなぁ」そんなクラシックをcaffe rossoでお楽しみください。
先日、アカデミー賞受賞作の「There Will Be Blood」を観てきました。
20世紀初頭のアメリカで、独立系石油採掘王となるひとりの男を描いた作品で、
現代のアメリカや世界の現状を暗喩しているような、石油と人にまつわる物語。
ダニエル・デイ=ルイスの演技と素晴らしい映像美に圧倒されました。
この映画、音楽を担当しているのは英国のバンド、Radioheadのジョニー・グリーンウッド。心理的な圧迫感や焦燥感、郷愁を感じさせる音付けが印象的でしたが
その中でも特に目立ったのが、今回セレクトしたブラームスのヴァイオリン協奏曲。
主人公が、新しい油井を開く、という華々しいシーンで登場するのがこの曲です。
地権者とのやり取りなどを経て、莫大な金を手にするための第一歩。(しかし、当然ながらその先には困難が待ち受けている・・・。)
彼と、彼らの幸せを表現したこの曲は、ベートーヴェン、メンデルスゾーンと並び三大ヴァイオリン協奏曲と呼ばれる傑作の一つです。アメリカ西部の荒涼な土地と喜びにわく男たちの情景をイメージしながら聴いてみてください。
caffeプログラムはpodcastにも対応していますのでダウンロードが可能です。気に入ったミックスを見つけたらottavaのHPから〝Time Table〟を開き〝iTunesに登録〟。あなたのプレイリストに加えていただければ幸いです。
(★ottavaを聴く。★Caffeをダウンロードする。どちらも無料です。)
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080527 caffe rosso
M1: 組曲「コラ=ブルニョン」OP.24a ~序曲 / カバレフスキー
M2: スペイン交響曲 OP.21 ~第2楽章 / ラロ
M3: 組曲「パン屋の夜明け」OP.12a ~第3の踊り / アルフテル
M4: 劇音楽「真夏の夜の夢」 ~間奏曲 OP.61-5 / メンデルスゾーン
M5: 弦楽四重奏曲 第2番 ~終曲 / ボロディン
M6: 目覚めよわが恋人よ、光の前に / 作者不詳
M7: ピアノ五重奏曲 D.667 OP114 「ます」 ~第3楽章 / シューベルト
M8: ヴァイオリン協奏曲 OP.77 ~第3楽章 / ブラームス
M9: ドイナとホラ / 伝承曲
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selected by nakahara
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