caffe azzurro ~静かなベートーヴェン
caffe azzurro (土・日 18:30~19:00)
「音の流れを楽しむ」のが音楽。
caffe azzurroでは、「旋律が織り成す音の流れ」を「音流」と呼び、
心にしみ込む「流れ」そのものの美に注目。
OTTAVAのライブラリーから厳選した
極上の音流が体の芯まで心地よく流れ込みます。
2008年はベートーヴェンが自らの指揮で
「運命」と「田園」を同時初演してから、ちょうど200年になります。
前回は、「運命」のように、快感が伴う激しい曲を集めましたが、
今回は、「田園」のように、穏やかな曲ばかりのミックスです。
題して「静かなベートーヴェン」。
髪をかきむしっているだけがベートーヴェンではありません。
「運命」と「田園」を同時進行で作曲したように、
楽聖の脳裏には、激情と平安が同居していたんですね。
そんな静かで優しさに満ちた曲だけを集めてみました。
すべてが天国的に美しい旋律を持っていますよ。
まずは、ヴァイオリンソナタ第3番の第2楽章。
一見地味ながら、初期の傑作です。
この曲調こそが、後に続く「静かなベートーヴェン」の典型的な雰囲気。
2曲目は、あっと驚くヴァイオリン協奏曲のピアノ版、2楽章。
新鮮でかなり合っていますよ。へぇ~っなんて思っていると
三重協奏曲の2楽章に切り替わっています。
この曲も贅沢な編成で溶けそうなメロディです。
その後は、超定番、「悲愴」の2楽章、ピアノソナタ第31番の1楽章、
「皇帝」の2楽章、ピアノソナタ第28番の1楽章と続きます。
28番はベートーヴェンが傷ついた愛弟子の女性を慰めるために
作ったんですって。優しいですねぇ・・・。
ますます楽聖を好きになった所で、「街の歌」の2楽章。
初期にはこんな愛くるしいピアノトリオも作っていたんですね。
続いて「スプリングソナタ」の2楽章。名曲中の名曲。ひたすら穏やかです。
そして大トリは今回の柱「田園」の最終楽章。
言葉にならない究極の美メロです。
落ち着きたい時、安らぎたい時、
ストレスにつぶされそうな時、眠れない時、
優しい気持ちになりたい時、
恋しい人のことで頭をいっぱいにしたい時(ポッ・・・)、
苦労人ベートーヴェンが30分かけて、穏やかに癒してくれます。
週末の夜はcaffe azzurro。ON AIRもダウンロードも無料!
OTTAVAの世界を凝縮した音流をお届けします。
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